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2010年 04月 22日
休止中です
ポータルサイト「誠スタイル」にて、
映画のコラムを月いちで連載中です。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1004/13/news003.html

よろしくお願いします。

# by mekara_uribou | 2010-04-22 21:33
2008年 07月 18日
『スピード・レーサー』!!
08年、上半期ベスト1!
って書こうと思ったら、もう7月でしたわ・・・
っつーか、上半期まったく更新なしで何言ってんだ?って感じですが(笑


ア○公には不評だったらしいが
(色使いがゲイゲイしいとかなんとか)
アメ○に解ってもらわなくて結構だ! あいつら脳みそすかすかだからな。
情緒なぞ、解らんのだよ、やつらには。

これは70年代タツノコプロアニメに触れた日本人こそ見に行くべき映画。
予告編だけでも、そのオリジナルリスペクトっぷりは解るのだが、
感動の大団円の後、オリジナルテーマソングの
へなちょこラップアレンジが流れちゃったりするんですよ。
♪か ぜ も〜 ふっるえ〜る ヘアピンカぁ〜ブ♪
で締め(歌詞は英語だったりするけど)。
素晴らしいです。ウォシャウスキーBros.はいいやつらだ。

全編、合法ドラッグのようなトリップ感満載の映像。
ここがオランダだったら、マリ○ァナをキメて見たいくらいだ(笑
大きなスクリーンで映像を見る醍醐味が味わえる。眼福、眼福♪
ちょっと酔いそうなスピード感なので、弱い人は後ろのほうで見てね。

ストーリーは正直期待していなかったのだが、
これがなかなか侮れない、感動を伴うものだった。
これは「人はなぜ走るのか」という物語。
(この「走る」の部分は「歌う」「描く」等、何にでも置き換えることができる。
「内なる衝動」VS「商業主義」の戦いの末、内なる衝動が勝利する。
マーケティング重視の時代、商業主義の元であらゆることが虐げられている今、
この勝利はあまりにも爽やかだ。

アメリカナイズがまだ格好良い時代だった70年代に、
タツノコプロのアニメはその憧憬を絵にして見せたものだったのだな、
としみじみ思う。
今となってはアメリカでもファンタジーとなってしまったような
素敵なパパと素敵なママのいるアメリカンファミリーを
物語のキモの部分に使っているのもポイントが高い。

そして、全編がマジッ○マッシュ○ームでトリップしているような映像♪
ウォシャウスキーはマトリックスの呪縛を振り切って
新しい映像を作って見せた。それゆえ不評だったようだが、
彼らは本当に映画好きなんだな、と思う。
(あー、なんか評論家っぽい結びになってしまったわ/苦笑

# by mekara_uribou | 2008-07-18 15:35 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 12月 21日
アンジェリーナはCGか、『ベオウルフ』

これさー、ほとんどの人が勘違いしてたと思うけど(私もだけど)、
実写じゃないから、
アニメだから、
『300』と違って筋肉もCGだから、そこんとこ注意。

「でぃす いず すぱるたぁぁ!」と同じトーンで
「あーい あむ べ−おうるふ!」って言ってるだけあって、
『300』×『LOTR』ってふれこみだけど、
実際は
『ポーラーエクスプレス』×「親の因果が子に報い〜by見せ物小屋」な映画。

「もぉっぉぉーーーう! 
 おまえらうるさいったらうるさぁぁーいんだよぉぉ〜〜! 
 ぼくのあたまがわれそうなんだあよぉぉぉ〜!
 きーーーっ!」
って感じで暴れるグレンデルが可愛い(ゴラムっぽくて/苦笑)です。
中の人も楽しかったことでしょう。

でぶの王様アースガードの因果、グレンデルは可愛いんだけど、
あいあむベオウルフの因果、ゴールデンドラゴンは
本気(と書いてマジと読む)すぎて可愛くないです。
遺伝子の差か?
いや、やっぱ自信満々マーチなベオウルフだから、
可愛げのないモノが出来ちゃったんだよ、きっと。

で、グレンデルの母はアンジェリーナすぎっ。
アニメなんだから、もうちょっとキャラクタライズしてもいいと思うのだが、
あえてアンジェリーナをなぞるようにCG化。
っていうか、すでにアンジーはキャラが立ちすぎでアイコン化してるってことかな。

やっぱり誰でもアンジーとエッチなことしたいのね、
っていう映画ってことで・・・
ファイナルアンサーか?

# by mekara_uribou | 2007-12-21 16:41 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 12月 14日
イタすぎで面白い『エンジェル』
フランソワ・オゾンの新作「エンジェル」は
東京国際映画祭で観た。

「エンジェル」は女の名前で、この女の一生を描いた物語だ。
どんな話かというと
 とってもイタい女がイタいまま成功してしまい、イタいなりに幸せになり、
 イタいまま死ぬ。。。というある意味大変に怖い物語だ。
 この女は物語を生きている。物語なんてイイものじゃなく
 むしろ妄想を生きている。
 母も夫も友達も自分の妄想の中の登場人物、という扱いなので、
 周りの人間は困惑する。実害も被る。。。

この「イタい女の物語」のすごいところは
主人公は自分のイタさに気付いていないので、
おそらく最期まで(妄想の中で自分は不幸だと感じ、それに酔っている状態も含め)
幸せなまま死ぬことだ。
人生は主観的なものなので、客観的にみてどんなにイタかろうがダメだろうが
本人が幸せならそれは「幸福な人生」なのである。
他人の評価なんかどうでもいいものなのかもしれない、
・・・と思ってしまうところだ。

映画の前に監督のインタビュー映像が流れ
「この映画の主人公は仕事に生き、夫を影のように従え、子供ももうけなかった
 現代を生きる女性たちにも共感してもらえると思う」
と言った。

おい、オゾンよ、それは本気か? ジョークなのか?
こんなイタい女に共感して憧れる現代女性はいないよ。。。(と、思いたい)

それともあれかな?
ゲイのオゾンは、女の人生なんて客観的に見てイタくても
本人基準が幸せならそれが一番!と思っていて、
それに憧れているのだろうか。。。
。。。しかし彼の映画に流れている「悪意」の源について考えると
やっぱ「女ってむかつく! キー!」ってな感じの
ゲイの本音を垣間見る気分にもなる。

公開間近の記事で、
「妄想の世界を生きるエンジェルの、その痛々しさこそが愛おしい」
とかいう意味のことを言っていた。
ココロが広いな〜、フランソワってば。
でもやっぱり、痛かろうが無理があろうが、我が道を突き進みたい!
というのが本音なのか。

# by mekara_uribou | 2007-12-14 22:03 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 10月 19日
「キングダム 見えざる敵」
テロ特措法の改正についてかまびすしいご時世に
タイムリーな公開「キングダム」は
割と中立な作りのテロものアメリカ映画だ。

まー、これを見れば、
税金(年間20億だっけか?)を使ってアメちゃんに補給してる燃料が、
どういうことに使われてるか、ちょっとは想像できる。
(「戦争」って無駄なエネルギー消費にしかならんと思うのだが、
 このエネルギーが枯渇しつつある時代にどうして
 誰も「勿体無いからやめようよ」って言わないのか不思議。)
テロリストと民間人の区別のあいまいな地域で、
区別があいまいなまま、攻撃が行われている
と思って間違いないだろう。
つまり、
日本国民が払った税金がイラクの民間人を殺すのに
回っている可能性がある(大あり)。

なんて、政治的なことは置いておいて
この映画を見終わった時、私が思ったのは
「なんだ、CIAの捜査官は死なないのか」だった。
サウジの兵士が一緒とはいえ
テロリストの巣窟に乗り込んで4人とも無事帰国って、
すげー。。。。

# by mekara_uribou | 2007-10-19 04:01 | ツッコミ上等映画レビュー