カテゴリ:ツッコミ上等映画レビュー( 35 )

2008年 07月 18日
『スピード・レーサー』!!
08年、上半期ベスト1!
って書こうと思ったら、もう7月でしたわ・・・
っつーか、上半期まったく更新なしで何言ってんだ?って感じですが(笑


ア○公には不評だったらしいが
(色使いがゲイゲイしいとかなんとか)
アメ○に解ってもらわなくて結構だ! あいつら脳みそすかすかだからな。
情緒なぞ、解らんのだよ、やつらには。

これは70年代タツノコプロアニメに触れた日本人こそ見に行くべき映画。
予告編だけでも、そのオリジナルリスペクトっぷりは解るのだが、
感動の大団円の後、オリジナルテーマソングの
へなちょこラップアレンジが流れちゃったりするんですよ。
♪か ぜ も〜 ふっるえ〜る ヘアピンカぁ〜ブ♪
で締め(歌詞は英語だったりするけど)。
素晴らしいです。ウォシャウスキーBros.はいいやつらだ。

全編、合法ドラッグのようなトリップ感満載の映像。
ここがオランダだったら、マリ○ァナをキメて見たいくらいだ(笑
大きなスクリーンで映像を見る醍醐味が味わえる。眼福、眼福♪
ちょっと酔いそうなスピード感なので、弱い人は後ろのほうで見てね。

ストーリーは正直期待していなかったのだが、
これがなかなか侮れない、感動を伴うものだった。
これは「人はなぜ走るのか」という物語。
(この「走る」の部分は「歌う」「描く」等、何にでも置き換えることができる。
「内なる衝動」VS「商業主義」の戦いの末、内なる衝動が勝利する。
マーケティング重視の時代、商業主義の元であらゆることが虐げられている今、
この勝利はあまりにも爽やかだ。

アメリカナイズがまだ格好良い時代だった70年代に、
タツノコプロのアニメはその憧憬を絵にして見せたものだったのだな、
としみじみ思う。
今となってはアメリカでもファンタジーとなってしまったような
素敵なパパと素敵なママのいるアメリカンファミリーを
物語のキモの部分に使っているのもポイントが高い。

そして、全編がマジッ○マッシュ○ームでトリップしているような映像♪
ウォシャウスキーはマトリックスの呪縛を振り切って
新しい映像を作って見せた。それゆえ不評だったようだが、
彼らは本当に映画好きなんだな、と思う。
(あー、なんか評論家っぽい結びになってしまったわ/苦笑
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by mekara_uribou | 2008-07-18 15:35 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 12月 21日
アンジェリーナはCGか、『ベオウルフ』

これさー、ほとんどの人が勘違いしてたと思うけど(私もだけど)、
実写じゃないから、
アニメだから、
『300』と違って筋肉もCGだから、そこんとこ注意。

「でぃす いず すぱるたぁぁ!」と同じトーンで
「あーい あむ べ−おうるふ!」って言ってるだけあって、
『300』×『LOTR』ってふれこみだけど、
実際は
『ポーラーエクスプレス』×「親の因果が子に報い〜by見せ物小屋」な映画。

「もぉっぉぉーーーう! 
 おまえらうるさいったらうるさぁぁーいんだよぉぉ〜〜! 
 ぼくのあたまがわれそうなんだあよぉぉぉ〜!
 きーーーっ!」
って感じで暴れるグレンデルが可愛い(ゴラムっぽくて/苦笑)です。
中の人も楽しかったことでしょう。

でぶの王様アースガードの因果、グレンデルは可愛いんだけど、
あいあむベオウルフの因果、ゴールデンドラゴンは
本気(と書いてマジと読む)すぎて可愛くないです。
遺伝子の差か?
いや、やっぱ自信満々マーチなベオウルフだから、
可愛げのないモノが出来ちゃったんだよ、きっと。

で、グレンデルの母はアンジェリーナすぎっ。
アニメなんだから、もうちょっとキャラクタライズしてもいいと思うのだが、
あえてアンジェリーナをなぞるようにCG化。
っていうか、すでにアンジーはキャラが立ちすぎでアイコン化してるってことかな。

やっぱり誰でもアンジーとエッチなことしたいのね、
っていう映画ってことで・・・
ファイナルアンサーか?
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by mekara_uribou | 2007-12-21 16:41 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 12月 14日
イタすぎで面白い『エンジェル』
フランソワ・オゾンの新作「エンジェル」は
東京国際映画祭で観た。

「エンジェル」は女の名前で、この女の一生を描いた物語だ。
どんな話かというと
 とってもイタい女がイタいまま成功してしまい、イタいなりに幸せになり、
 イタいまま死ぬ。。。というある意味大変に怖い物語だ。
 この女は物語を生きている。物語なんてイイものじゃなく
 むしろ妄想を生きている。
 母も夫も友達も自分の妄想の中の登場人物、という扱いなので、
 周りの人間は困惑する。実害も被る。。。

この「イタい女の物語」のすごいところは
主人公は自分のイタさに気付いていないので、
おそらく最期まで(妄想の中で自分は不幸だと感じ、それに酔っている状態も含め)
幸せなまま死ぬことだ。
人生は主観的なものなので、客観的にみてどんなにイタかろうがダメだろうが
本人が幸せならそれは「幸福な人生」なのである。
他人の評価なんかどうでもいいものなのかもしれない、
・・・と思ってしまうところだ。

映画の前に監督のインタビュー映像が流れ
「この映画の主人公は仕事に生き、夫を影のように従え、子供ももうけなかった
 現代を生きる女性たちにも共感してもらえると思う」
と言った。

おい、オゾンよ、それは本気か? ジョークなのか?
こんなイタい女に共感して憧れる現代女性はいないよ。。。(と、思いたい)

それともあれかな?
ゲイのオゾンは、女の人生なんて客観的に見てイタくても
本人基準が幸せならそれが一番!と思っていて、
それに憧れているのだろうか。。。
。。。しかし彼の映画に流れている「悪意」の源について考えると
やっぱ「女ってむかつく! キー!」ってな感じの
ゲイの本音を垣間見る気分にもなる。

公開間近の記事で、
「妄想の世界を生きるエンジェルの、その痛々しさこそが愛おしい」
とかいう意味のことを言っていた。
ココロが広いな〜、フランソワってば。
でもやっぱり、痛かろうが無理があろうが、我が道を突き進みたい!
というのが本音なのか。
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by mekara_uribou | 2007-12-14 22:03 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 10月 19日
「キングダム 見えざる敵」
テロ特措法の改正についてかまびすしいご時世に
タイムリーな公開「キングダム」は
割と中立な作りのテロものアメリカ映画だ。

まー、これを見れば、
税金(年間20億だっけか?)を使ってアメちゃんに補給してる燃料が、
どういうことに使われてるか、ちょっとは想像できる。
(「戦争」って無駄なエネルギー消費にしかならんと思うのだが、
 このエネルギーが枯渇しつつある時代にどうして
 誰も「勿体無いからやめようよ」って言わないのか不思議。)
テロリストと民間人の区別のあいまいな地域で、
区別があいまいなまま、攻撃が行われている
と思って間違いないだろう。
つまり、
日本国民が払った税金がイラクの民間人を殺すのに
回っている可能性がある(大あり)。

なんて、政治的なことは置いておいて
この映画を見終わった時、私が思ったのは
「なんだ、CIAの捜査官は死なないのか」だった。
サウジの兵士が一緒とはいえ
テロリストの巣窟に乗り込んで4人とも無事帰国って、
すげー。。。。
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by mekara_uribou | 2007-10-19 04:01 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 06月 28日
内外から叩かれるブッシュ政権『イラク 狼の谷』
マーク・ウォールバーグ主演の『ザ・シューター』で、
偉い議員さんが、「戦争の大義名分なんて国民は信じてない、でも票になるならオッケーさ」みたいなことを主人公にぶっちゃけていた。
へー、大義名分なんて口実だ、ってのはアメリカ人以外は気付いていても、
アメリカ人は信じてるのかと思ってたけど、そうでもないのか。
と、思うと同時に
皆、思ってても口に出さなかったことをついに(でもないか)言っちゃったね、って感じ。

ハリウッド的にも現政権批判は解禁になったようだが、
今、銀座シネパトスで公開されているトルコ映画『イラク 狼の谷』
ってやつのブッシュアメリカ批判は強烈。
強烈すぎで、批判が第一、脚本は二の次、っていう状態だ。

主人公はトルコの諜報部員。
トルコ軍(対イラクでアメリカと同盟)とアメリカ軍との間で、
実際にあった事件を発端として、
死に追いやられた友への復讐を果たすべく立ち上がる主人公。
イラク北部を舞台に、クルド人問題なんかも適当に織りまぜて繰り広げられるのだが、
なにしろ、主人公の作戦がずさん。
えーっと、あのー、そのホテルを爆発させてもビリー・ゼイン(アメリカ軍将校)は痛くも痒くもないような気がするんですが・・・みたいな感じの力技ばかり。
狙撃のためのライフルは銃身見えまくり(『ザ・シューター』を見習えよ)。

主人公の諜報部員としての能力を疑わざるをえないストーリー展開の中、
脈絡が希薄なまま、折り込まれるのは
「アブグレイブ刑務所での捕虜虐待事件」
「米軍による運搬中の捕虜虐殺事件」
「捕虜の臓器売買に米軍関与疑惑」
「結婚式虐殺事件」
「自爆テロ行為」「ジャーナリスト拘束事件」
等、実際に起きたり、疑われたり、続いている事件や行為。

とにかく、頭にキタことを全部入れちゃるっ! 
これが一番オレたちの言いたいことじゃけん! 
こういうのが今、オレたちが憂えていることなんじゃ!
という・・・映画制作の動機としては大変解りやすいのだが、
主人公とは直接関係のない坊さんが突然説教を始めたりして、
脚本はちょっと解りにくい、っつーか、だいぶ無茶。

対米軍批判だけでなく、
イスラム過激派の行為にたいする(ある種内省的な)批判も含めているため、
言いたいことがたくさんありすぎて、まとまってないのだ。
いっそ、ハリウッドスタイルに倣って、アメリカに似た架空の国の悪い奴らを
とことんとっちめる(死語)映画にしたほうが面白かったんじゃないかと思うが、
そういうことができないくらい彼らは怒っているのである。


映画としては超B級なのに、アメリカ人(だけじゃないけど)は本気で怒ったらしく、
「アメリカ人を野蛮人のように描いたトルコ映画」とか言って、
在外のアメリカ人にはその映画を上映してる映画館にも近づかないように、
とかお達しが出たそうだ。。。。
まー、今まで散々、世界中のいろんな国の人を野蛮人のように描いてきたお前たちが言うのもどうよ?って感じな訳だが。


それにしても、
この映画はイスラム圏で大ヒット(ある意味当然)してる訳で、
映画の完成度と観客のニーズは別のところにあるのだなあ、としみじみ思ったりする訳だ。
年間○百本映画見てます、とかいうマニアな方が何をどう論評しようが、
見たいものを見る、という動機にはかなわないのである。


なにはともあれ珍品なので、
国際情勢に興味のある方、イスラム圏に同情的な方、アンチブッシュな方にオススメします。
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by mekara_uribou | 2007-06-28 18:54 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 05月 02日
『バベル』の突っ込みどころ
菊池凛子が女子高生に見えないと話題の『バベル』ですが、
突っ込みどころはそこではない。


治療中、患者のチエコ(凛子)に
唇を舐められた歯医者のおじさん(なぜかマスクをしていない)は、怒りだし、
「何をしているんだ? やめたまえ! 帰ってくれ!」
と激しい言葉で彼女を拒否する。
脚本的にそこはきっぱり拒否しないといけないのは解るんだけどさ。
日本のおじさんに、そんな紳士的にきっぱり拒否できる人はおらんだろ。

立場上、拒否しないといけないとしても、
女子高生にそんなエッチないたずらをされたら
(ん?この娘、俺のこと誘ってる? 俺って結構イケてるってことかな?)
と妄想が渦巻いて、怒って拒否しながらもちょっと「ニヤけ」ちゃうはず。
その場面でうろたえもせず毅然とした態度をとれるおじさんは日本にはいない(断言)。

他にも
べらぼうに広いロビーにコンシェルジェみたいなおじさんがいる
月島のタワーマンションに住んでる役所こうじの仕事は何なんだ?

とか、日本人的にいくつか気になるところがあって、
じゃ、モロッコ人的にも気になるところとか、
「モロッコにそんなやついねーよ!」とか言いたいことがあるんじゃないか? 
と、モロッコ人にインタビューしたい衝動にかられる映画であった。


イニャリトウ監督はいつも同じようなことをしている人なので、
やっぱり「アモーレス・ペロス」の衝撃には及ばなかった。



しかし、ブラピとケイトの「排泄とキスのシーン」は美しかった。
「介護とキスのシーン」と呼んでもいい。
美男美女のキスシーンではあったが、あれがもうだいぶ年のいった初老のカップルだったとしても、じゅうぶん美しかったと思う。
夫が妻のシモの世話をしてやったことで、彼らの関係性はひとつ上の段階に入った。
男と女の関係、妻と夫の関係を経て、何かもっと人間的な関係性を獲得した、
そういうシーンに見えた。美しいキスシーンであった。
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by mekara_uribou | 2007-05-02 00:46 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 04月 25日
『サンシャイン2057』
今どき珍しく、大上段に構えた宇宙が舞台のSF映画。
まーね、なんつーの、フツーですよ、フツー。。。

しかしなんだね、もう21世紀に入ってずいぶんになるしね、
サクッと一言、これだけは突っ込みたいんだっ







もういい加減、宇宙空間で神様見るの禁止!!
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by mekara_uribou | 2007-04-25 01:33 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 04月 18日
『ラストキング・オブ・スコットランド』を見て、人間の吊るし方について考える
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まー、まずこれをデートで見た人はいないだろう。
え? デートで見た?(誰に聞いてるんだよ/笑)
それは相手がやたら政治ネタが好きなタイプか、特殊な性癖の人だったんだと思うよ。

公開が終わっちゃってるので、ネタバレ配慮なしでゴー。


スコットランドからウガンダの診療所にやってきたアッパラパーのニコラスは、
理想に燃えた若い医師というよりアジアの辺境にごろごろいるバックパッカーのよう。
有色人種を甘く見ている白人の彼は、簡単にウガンダ大統領イディ・アミンの術中にハマっていく。
逃げられなくなるまで、自分が拉致監禁状態にあることに気がつかない。
欧州より劣っている(と自分が考える)地域から自分が逃げだせなくなるなんて
予想だにしなかったんだろうけど・・・その辺は自業自得。
ニコラスはただのおバカさんで、感想は一言「バーカ」でおしまいだ。

しかし、一国の権力者が若い白人の青年を囲うという図式で見ると、妙にエロい。
美女を連れ歩く成り金のように、ニコラスを自分のもののように扱うアミン。
ニコラスがアミンから離れようした途端に二人の関係は緊迫する。
アミンの尋常でない圧迫感。
オスカー授賞も納得の名演だが、別れ話をしたら途端に豹変する男のようでもある。
「アタシはそんなつもりで会ってた訳じゃないのに、もう会えないって言ったら、
 ○○くんってば、急にアタシのこと押し倒してきたの」みたいな?(いや、押し倒さないけど) 
そしてニコラスの裏切りが発覚し拷問されるのだが、このシーンがイタエロい。
胸の皮膚にかぎ針を刺され、皮膚の張力だけで吊るされるニコラス…。

身体の自由を奪われた状態はエロスを含んでいると思う。
後ろ手に縛られ、二の腕のあたりをぐるぐる巻きにされて吊るされるよくあるシーン。
あれはエロスレベルは低いほうだ。
頭上で両腕を縛られて吊るされるのは、もっとエロい。
両者の違いは脇が無防備かどうか、だと思う。
脇が無防備な状態は「どうにでもして!」っというエロさがある。
さて、かぎ針吊るしのニコラスの身体はどうなっているか。
痛そうに伸びきった胸の皮膚を支点として、腕はだらりと力なくたれ、
首は溺れかけの美女が抱え上げられた時のように仰け反って、まるで無防備だ。
「どうにでもして!」というより、ホントに「どうにでもされちゃった」感満載。
この吊るし方は映画的に新しい。
屈服させられた後の哀愁のエロスがみなぎっている。

「お前は死んで当然の男だが、ウガンダの現状を欧州に伝えてくれ」
と、ウガンダの医師がニコラスを助けなかったら、
一体、彼はアミンからどんな大変な目に合わされていたのだろうか。。。
・・・究極のSMプレイな気がする。どんなだかさっぱりイメージできないけど(笑

実話ベースのフィクションだが、実は拉致監禁SM映画でもあったのだ。




ところで、この映画を試写室で見た時、
上映前に「ウガンダ政府観光局」が作った観光奨励フィルムが流れていた。
自然豊かな国立公園とか、民族文化満載の「ようこそウガンダへ♪」なフィルムだ。
・・・で、その後の映画が↑・・・・・
「ようこそ♪」 と 「吊るしSM」

・・・・・・もうっ、どっちかにしてっっ(爆
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by mekara_uribou | 2007-04-18 13:08 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 04月 03日
ジュード・ロウの新境地?『ホリデイ』
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ジュード・ロウ×キャメロン・ディアス
ジャック・ブラック×ケイト・ウィンスレット
のダブルカップルのラブストーリー『ホリデイ』。

なんでジャック・ブラック?という声があるそうですが、
ケイトみたいなバーンとした女にはジャックくらいのボリュームがないとね、
ってことで、そっちのカップルはまあいいとして。

この映画の一番の見どころは
「めそめそ泣くジュード・ロウ」ですよっっ!!
おすまし系の二枚目ジュード・ロウがめそめそ泣く顔なんて
今まで見たことありまして? 奥さん!
もうここだけでもお買得!(何だそりゃ/笑

「やっぱり貴方とは一緒になれない」と
去っていくキャメロンが、タクシーの中で思い直し、
家に戻ると、キッチンでジュードがめそめそ泣いてる。。。。
ここで、キャメロンだけじゃなく世界中の女子のハートがキューンって鳴ったと思う。
「ジュード・ロウ? 禿げかけだよね」とかほざいてる私の胸でさえ
キューーーーン♪ って言いましたからね。

いつもめそめそしてる男がめそめそ泣いても鬱陶しいだけだけど、
ジュードみたいな正当派の二枚目がめそめそ泣いてる姿は
いわゆる「ギャップ効果」ってやつで、たまらんです。

それと、キャメロンと初めて会った夜のキスシーン。
おやすみのキスのつもりが酔った勢いで、濃いキスになってしまい、
キャメロンの顔色を伺う時の、
「あれ? 俺のキス、良くなかったかな?」っていう顔がね、
ジュードのような二枚目でも「自分のキスの上手い下手」については気になるんだなー、と新鮮。
二枚目だからこそ、キスが下手では済まされませんからね、
その辺は死活問題なのかも、二枚目的に(額厳しいけど/笑
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by mekara_uribou | 2007-04-03 02:18 | ツッコミ上等映画レビュー
2007年 03月 06日
『パフューム ある人殺しの物語』
見事な映画化である。原作を知っている映画でここまで見事な映画は初めてだ。

この主人公が「普通の肉体的快楽」に「普通に興味のある普通の男子」だったら、
匂いを嗅ぎつつも赤毛の女を抱いたのではないか、
彼がキスすることを 知 っ て いたら、
その匂いによって呼び起こされる恍惚とした感覚を
一般的な愛情や、情欲に変換できたのではないか・・・

と、考えさせる、原作にはないシーンにちょっと唸ってしまった。
見て損はない、今月の逸品。


2年前に原作を読んだ時、
この主人公グルヌイユは、LOTRで一番地味なホビット役だった
(今はロストのチャーリーのほうが通りがいい)ドミニク・モナハンにやっていただきたい!
と個人的に 熱 烈 妄 想 していたのだった。
その理由は、「ブサ可愛さ具合がちょうどイイ」から(酷

しかしながら、私の妄想がキャスティングディレクターに届く訳はなく、
決ったキャストは、知らない名前のイギリス人であった。

ベン・ウィショー

誰だよ? 知らねーぞ、と思いつつ、主演については期待値ゼロで鑑賞。
(共演のダスティン・ホフマンとアラン・リックマンについては
 文句のつけようもなく期待してましたけどね/笑

なんだけど、

ベン・ウィショー、イイ!!
ブサ可愛さ具合がイメージ通りだ!
口のデカさもカエルっぽくてイイ!

クライマックスのシーンなんかほとんど大笑いなんだが、
もう全部許す! って感じであった。。。

そしてそして、アラン・リックマンに「マイ サン」と言われ
抱き着かれ、ものすご〜〜〜く嫌そう〜〜な顔を!

そう、そうそうそう! その顔が見たかったんです! 素晴らしい! 
ありがとう、ベン・ウィショー! ありがとう(爆
監督もありがとう! 
トム・ティクバに時代物なんか撮れるんか?とか言っててごめん! 
まさに、見たいシーンのオンパレードであった。

ああ、この満足感を「LOTR」で得られたらどんなに眼福であったことだらう。。。と、もう2年もたってるのに考えずにはいられないほど、いろんなものがハマっている映画であった。脳内妄想も満足。

それにしても、ブリティッシュ田舎もんな顔が好きらしいよ、自分。。。
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by mekara_uribou | 2007-03-06 02:11 | ツッコミ上等映画レビュー