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2006年 05月 18日
豊川寺島で愛ルケ?!
「愛ルケ」・・・
原作は読む気もしないが、
「にっけいしんぶん新聞」というブログの「今日の愛ルケ」は読んでいた。

「失楽園」と同じ作家の中高年オヤジ大喜びなエロ小説だったと理解しているが、
主人公菊治を豊川悦司、ヒロイン冬香を寺島しのぶが演る、
と聞いて、びっくりすると同時に、
「なんか、コケそうなよか〜〜ん」と思ってしまってごめんなさい。

原作の菊治は50代半ば、過去の栄光に縋るだけの自称小説家で
しょぼくれ気味のオヤジ、という印象だ。
その「しょぼくれ具合」が50代以上のオヤジが自己投影することを可能にし、
30代後半の人妻で脳みそカラッポ、菊治にとって都合がいいばっかりの従順な女、
冬香との濡れ場を、我が事のように楽しめたところが
一部オヤジ世代に爆発的にヒットした理由だと思うのだ。

しかし、豊川悦司・・・・44歳。
一時と比べ衰えたとはいえ、まだフェロモンありますよね、あの方。
還暦手前の
「勃たなくなっちゃったらどうしよう? 
 俺はいつまで男でいられるんだろう?」なんて不安を抱えたおじさま達が、
自己投影して冬香との濡れ場にうっとり浸るには、ちょっとハードル高くねえか?

そして、寺島しのぶ・・・・『東京タワー』。
確かに脱いでくれるけど、情念系ですよ。
冬香より脳みそ詰まってますし、気も強そうだし、
上記のようなおじさま達の手に負えるようなタマには見えないし、
上記のおじさま達が好きそうな女優とも思えないんだなー・・・

天下の日経連載時から、各方面に物議をかもしていた
(某下着メーカーの社長のブログが閉鎖になっちゃったりとかさ)
「愛ルケ」がヒットするためには、
50代以上のオヤジ達が、しょぼくれた男優に自己投影しながら、
石田ゆり子みたいな感じの一見清純そうな女が乱れまくるシーンに
うっとり浸れるキャストじゃないと難しいんじゃないのかなー??
だってこの映画、若い世代と女性達は興味ないっていうか、
観る気ないと思うんだよね。ネタとして観に行く人はいるだろうけどさ。


はっ??
その「愛ルケに興味ない層」を呼び込むための配役??

役所広司の急降板、が吉と出るか凶とでるか・・・
それにしても、豊川悦司、最近迷走してませんか。
菊治って〜〜・・・・
『ナイトヘッド』とかでファンになった人たちは泣いているぞっ、
・・・たぶん。



じゃ、誰が菊治だったら良かったかっていうと、
「しょぼくれた僕のところにも天使が舞い降りた」って感じで
リュック・ベッソンとかが良かったんじゃねーかしらね(笑?
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by mekara_uribou | 2006-05-18 00:08 | なんとなく気になったこと
2006年 05月 02日
今頃『電車男』
4月末、「問題小説 6月号」用に
『嫌われ松子の一生』の原稿を書くことになって
中谷美紀つながりで『電車男』を今頃観てみた。

映画というにはかなり緩い作りだが、
これは「女が男を落とす時のもっとも手本にすべき方法」の映画じゃないか?
と、そういう方面にめっきり不器用な私は思ってしまったのでした。。。

中谷エルメスは、待つ、ひたすら待つ。
山田電車男がどんなにふがいなくて、自分から行動を起こすのが苦手な男だとしても、エルメスは自分から押し切ったりしないのである。
時々、彼が行動を起こしやすいように好意を見せるだけで、
本当は自分のほうが彼に「萌えて」いるにも関わらず、
ひたすら待つのだ。
彼の告白を。

男性の心理は良く解らないが、
お互いに好意を抱きあっている場合でも、
女の側から押し切られて付き合うことになった場合と、
男の自分が告白という手順をふんで付き合うことになる場合とでは、
「獲得感」が違うのではないだろうか。

電車男は、自分がエルメスを獲得した、と感じたかも知れないが、
本当のところ、粘り抜いたエルメスが電車を獲得したのである。

エルメス、恐るべし。
あれが年上女の手練手管ってやつなのか。。。
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by mekara_uribou | 2006-05-02 12:36 | ツッコミ上等映画レビュー