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2005年 06月 18日
映画の面白さについての相対性理論(?)
今月末公開の超話題作のプレミア試写が先日東京でありました。
映画の内容よりも、「プレミア試写」そのものが話題性に富んでいるのもどうよ?っていう感じでしたが。


掲載タイミング的にはずれていたので、私は行かなくてすんだのだが、行った人は大変だったみたい。財布の中までチェックされた、とか。(財布の中にコ○ドームとか入れてる殿方は大丈夫だったのか?)

朝10時からの試写で、会場は8時。
テロ事件直後のニューヨークの空港並みのセキュリティチェックで、財布以外の荷物はクロークに(強制的に)預け、本も読めない携帯で仕事の連絡もできないノートブックで書きかけの原稿も書けない、という状況で2時間待つのはかなりイライラしそう。
じゃ、開映直前に行けばいいじゃん、と思っても、先着○○名までしか記者会見場に入れないっていうんで、取材が必要な人は、必死こいて早起き。

そんな状態で映画観て、ニュートラルに評価できるのか?というのが素朴な疑問。


物凄く面白くても、普通に面白い、くらいに目減りしそう。
普通に面白い映画だったら、きっとたいしたことない映画、になっちゃう。
ちょっとヘボい出来だったら、ヘボさ倍増では?

上映前に「こんだけのことをしたんだから、よっぽど面白いんだろうね? そうじゃないと、批評きつくなっちゃうよ」ってな具合に、自ら評価のハードルをどんどん上げていって、いい結果が出るとも思えないけど、大丈夫?

 
と思っていたら、紹介はいいけど批評はしちゃダメなんだそうで、抜かりない、っていうか、なんていうか・・・ホントのところどうなのよ? 「宇○戦○」

# by mekara_uribou | 2005-06-18 02:51 | 取材こぼれネタ
2005年 06月 09日
フォーガットンって・・・
先週末の興業成績で、ジュリアン・ムーア主演の「フォーガットン」が3位だった事実に軽く驚いた。
そんなに宣伝してるふうでもないし、そんなに話題性があったようにも思わないのに、同日公開のウィル・スミスの「最後の恋の始めかた」より、ブルース・ウィリスの「ホステージ」より、客が入った訳だ。

なんとなく超自然現象っぽいミステリーな雰囲気に騙されて観た人は脱力するかもしれないが、この映画、お馬鹿B級映画だと割り切って観ればなかなか楽しめる・・・っていうか大爆笑じゃね!!?
ジュリアン・ムーアがお馬鹿映画に出るわけないよ、と思うからうっかり間違った方向に期待しちゃうので、なんか納得できない気分になるんだけどね。

でも、



ばびゅーーーーーーん!!!


ってとこで爆笑しなかった? ね? 観た人?



すご〜くヒマな時に、緩〜く爆笑したい場合はいいかも。

# by mekara_uribou | 2005-06-09 01:08 | ツッコミ上等映画レビュー
2005年 06月 03日
ブルースといえば?
6/20売りの原稿入稿終了。
今月はバットマンです。

渡辺謙「バットマン ビギンズ」で凱旋会見! なんつって巷をにぎわせた会見に行ってきました。
きっと混むんだろうなあ・・・と思って早めに行ったんだけど、意外とすいてました。


で・・・
スーパーマンがクラーク・ケントなように、
バットマンといえば、ブルース・ウェインな訳だが、
ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベールを担当していた通訳さんが、
通訳中に「ブルース・ウィリス・・・」と・・・・!?
会見後、担当さんと「ウィリスって言ってたよね?」と確認しあう。

ブルース・ウィリス、先週来日してたからね〜・・・・
しかし、通訳につく映画の超基本情報くらい押さえておいて下さいよ〜(笑)


ところで、私的にはブルースといえば「キャンベル」、かな。

# by mekara_uribou | 2005-06-03 12:54 | 取材こぼれネタ
2005年 06月 02日
地震とジェット・リー
最近始めたミクシィにかまけていて、ブログをさぼっていました。すいません。
何ごともなかったように再開、それがブログのいいと、こ、ろ♪

今日の地震、揺れ方がちょっと嫌〜〜な感じじゃなかったですか?
なんとなく違和感を感じた、と思ったら急にグラっとくる。
それが試写中に2回。
見ていた映画が「ダニー・ザ・ドッグ」でジェット・リー主演。
ジェット・リーといえば、昨年末のスマトラ沖大地震で、一時行方不明になっていたのが記憶に新しい。地震を呼ぶ男?である。

そして、ジェット・リーのカンフーアクションを見ながら、試写室の人々はほとんど地震に反応しないのだった。
さすがというか、なんちゅうか・・・
この人たちと一緒に閉じ込められるのはちょっとな〜
ライトセーバー(の斬れないレプリカ)とか持っていそうで嫌・・・・(んな訳ないよ)


「ダニー・ザ・ドッグ」はずいぶん前にフジコ・ヘミングが「好きじゃなかった」と本音斬りした映画な訳ですが、観てみたところどうか?というと、フツー・・・
アクションシーンはジェット&ユエン・ウー・ピンだから、まあ凄いけど既視感のほうが強くなっちゃってるからね〜、あ!でも誰がどう闘ってるのか解らない、早いカメラワークでごまかしてるだけの「バットマン ビギンズ」のアクションシーンに比べたら、全然いいけど。

それにしても、「犬と呼ばれている首輪のジェット・リー」といい「ゴッサムシティの中心に向かって暴走する○○○」といい、今月公開の映画には最近の事件とリンクしたヤバいシーンが多くて配給会社さんは大変だなあ、と余計な心配をしてしまいました。

# by mekara_uribou | 2005-06-02 01:05 | なんとなく気になったこと
2005年 04月 11日
男前大行進!「インファナル・アフェア 3」
ついに完結! 今、すべての謎が明らかになる!
というあおり文句の「インファナル・アフェア3」
正直「そんな謎まで明らかにせんでも・・・」っちゅうところもありますが、
まあ、面白かったです。

相変わらず、ハードボイルド一辺倒。「1」「2」よりもさらに10分長く茹でてみましたっっ! みたいなハードボイルド具合です。

しかし、「1」「2」「3」でどれが今いちだったか、というと「3」ってことになるかな〜・・・
どこがいかんのか、というと、演出上の「ため」が長過ぎるんだよね。
「何ため」か、っていうと「 男 前 た め 」なんだよな(笑)
アンディ・ラウもトニー・レオンも、エリック・ツァンもアンソニー・ウォンも、レオン・ライにチェン・ダオミン、さらにはちょい出のカリーナ・ラウにも、「なんだか男前〜〜」っていうショットがあって、それがちょっとずつ長い・・・長過ぎるっ!

ヨン役のレオン・ライがたーだ歩くだけのショットとか、アンディ・ラウがじっと座ってるショットとか、チェン・ダオミンの立ち姿とか、そういう「きゃ〜、おっとこ前〜」と惚れ惚れするようなショットがちょっとずつ長く、そのせいで、映画全体のテンポが悪くなっているのである(爆)。
ま、男前ハードボイルドが売りの映画なわけだから、そういうところに力が入っちゃうのは解るんだけどね〜・・・・なんちゅうの?「男前の押し売り」ぎりぎり?


そのへん、「真夜中の弥次さん喜多さん」の長瀬くんと違うところ。
長瀬弥次さんは自分のこと男前に見せようとは考えてないのに男前。天然もの男前って感じなので、どんなに暑っ苦しくても「押し売り」にはならないんだな・・・

とそれについてはまた、後日。

# by mekara_uribou | 2005-04-11 23:03 | ツッコミ上等映画レビュー